メバリング徹底解説!仕掛けやタックル、釣り方とは?

海釣り

こんばんは、播磨地域で釣りやアウトドアを楽しんでいるkazukiです。

夜釣りをしているとすっかり寒くなってきました。
これくらいになると、メバルを狙った釣りが楽しい時期になってきます!

狙い方はルアーを使うか、餌釣りで狙うかに大別されます。
メバルは珍しくルアーでも餌釣りでもほぼ釣果に差が出ない魚種です。
それならばお手軽なルアー釣りにすることに越したことはありません!

ルアーを使ってメバルを狙うことをメバリングと言いますが、メバリングはルアー釣りの中でも簡単な部類で、初心者でも簡単にメバルを釣ることができます。

今回はメバリングについて解説したいと思います!
ただ、もちろん地域によって状況は違うので、東播地域はこんな感じと思ってもらえれば良いかと。
 

メバルってどんな魚?

名前から想像できるように、くりっとした丸い大きな目がキュートな魚です。

夜行性のため基本は夜釣りで狙う魚で、陸っぱりから釣れるサイズは20cm前後が多く、ごく稀に30cmを超える尺メバルと呼ばれる大物も潜んでいます。

日本中わりとどこでも生息している魚で、ガシラ(カサゴ)なんかと同じ根魚と言われる部類です。

一口にメバルと言えど、当然複数の種類があり、陸っぱりから狙えるのはシロメバル、アカメバル、クロメバルの三種になります。
ちなみに私が釣行する明石周辺で釣れるのはほとんどシロメバルかクロメバルです。

メバルは漢字で春告魚と書かれる魚で、その名のとおり初春に最も良く釣れる魚と言われています。
冬~初春にかけてがシーズンになります。暦で言うと12月~5月くらいですね。
あまり釣りのターゲットがいない寒い時期に数釣りを楽しめる貴重な魚種です!

そして釣るだけではなく、食味も楽しめる魚としても有名です。
上質な白身の魚のため、刺身や煮付け、ムニエルなどどんな料理にしても一級品です!
 

メバリングに最適な時期はいつ?

結論から言うと

・大型を狙うなら12月~1月

・数釣りを楽しむなら3月~5月

となります!

メバルは年中釣れる魚ではありますが、先述したとおり冬~初春(12月~5月)にかけてがシーズンになります。

高水温を嫌う傾向にあるため、水温が下がってくる12月頃になると産卵のために接岸し始めます。

そして、産卵を終えて春を過ぎて水温が上がると、適温となる沖へとまた移動していきます。

シーズン中の流れはこんな感じ。

12月~1月

シーズン初期である12月~1月は産卵前の荒食いで大型のメバルを狙える時期です。

産卵を意識して、テトラ帯などのストラクチャー回りや藻場にメバルが集まり、体力・栄養を付けるために積極的に餌を捕食します。

ちなみに、もちろん11月でもメバルは釣れますが、いかんせん小型が多い印象です。

産卵前は抱卵してお腹がパンパンに膨れ上がった大型のメスが良く釣れますが、根魚は成長速度が遅い魚種。

長くメバリングを楽しむためにも抱卵個体は優しくリリースしてあげたいものです。

1月~2月

1月~2月は産卵後の個体が多くなるため、食いが渋る時期です。

もちろん産卵時期の個体差もあるので一概に釣れないわけではないですが、徐々に釣果は落ちてきます。

気温が下がる時期でもあるので、釣り人的にも厳しい時期です。

2月~3月

2月~3月は産卵を終えた個体の体力が回復し、活性が上がってくる時期です。

個体差があるので産卵早期に終わった個体がひと段落して体力回復のために餌を捕食し始めます。

気温と一か月ほど遅れて変化すると言われている水温の具合にもよりますが、ぼちぼち釣果が望めます。

3月~5月

3月~5月はまさにメバリングのベストシーズン!

餌も豊富な時期になるため、活性が上がり積極的に捕食を始める時期。
表層付近でライズが見られることも多く、浅いレンジでもガンガン釣れます。

6月以降は水温が水温が上がるにつれ、メバルは沖へ離れていきます。
もちろん浅場に残る個体もいるので狙えば釣れないことはありませんが、シーズンとは言い難いですね。

メバリングのタックルについて

次にメバリングのタックルについてです。

こちらもまずは結論からいきましょう!

ロッド
 長さは~7ft、ティップはソリッドティップ

・リール、ライン
 2000番、ローギア、PEライン(0.4号)、リーダー(フロロカーボンライン 4lb:1号)

・仕掛け
 ジグヘッド1.0g(針は#8程度)、ワームは1.5~2.0インチでピンテールのホワイト系

何なら上記と予算を釣具屋の店員に伝えればササっと整うと思います。

メバリングで使う仕掛けは様々ですが、今回は一番扱いやすいワームを使った「ジグ単」と呼ばれる、ジグヘッドにワームをセットしたシンプルな仕掛けを紹介します。

ロッド

長さは短い方が扱いやすいですが、操作性・飛距離・感度などを考慮すると、~7ft前後がちょうどいいと思います。

ティップ(穂先)はチューブラーティップとソリッドティップの2種類がありますが、喰い込みがよくて魚合わせで掛かるソリッドティップがおすすめです。

ロッドで気にするのはこの2点だけで十分です

釣具屋にいけば「メバリングロッド」と銘打った専用ロッドがたくさん売っています。
今からメバリングを始めます!なのであれば、そこまで高価なロッドでなくていいと思います。

高価なロッドはもちろん性能も折り紙付きですが、正直そこはこだわりの範囲です!
今は¥5,000くらいで十分使えるロッドがたくさんありますので。
 

リール・ライン

リールは2000番が扱いやすいです。
ライトタックルなのでできるだけ軽いリールが良く、1000番でも良いのですが、汎用性の高さから2000番がおすすめです!

また、ギア比はノーマルギアが良いと思います!
ハイギアタイプも良く使われますが、ただ巻きなどスローな展開を基本とするメバリングではむしろ扱い辛いと思います。
ハイギアタイプはダイワなら「ーH」シマノなら「ーHG」と付くタイプのリールですね。

そしてラインですが、メインラインはPEが良いです。
メバリングの仕掛け、特にジグ単の場合は仕掛け自体がかなり軽いため、飛距離を出すためにはできるだけラインを細くする必要があります。
ナイロンラインやフロロラインだとどうしても必要強度に対するラインの太さが太くなってしまうので、PEが適当になります。
細すぎるとそれはそれで扱い辛いため、0.4号がおすすめです。
リーダーはフロロカーボンで、メインラインに合わせて0.4号なら4lb程度(1号)でOKです!
 

仕掛け

まず、ジグヘッドについてです。

各メーカーから様々なタイプのジグヘッドが販売されています。
波動が出るとか逆に出ないとか光るとかキラキラ反射するとかなんかヒラヒラが付いているとか
色々ありますがとりあえず、まず買うなら1.0gでフックが#8のものを買ってみて下さい。

どこのメーカーのどんなタイプが…とかにはあまりこだわる必要はありません。
そんなに大きく釣果に影響することは稀です。

「お、いいじゃん」って直感思ったものを選んで下さい。
私もデザインが好みだったダイワの月下美人(上記写真)をずっと愛用しています。

 

そしてワーム。これはジグヘッドより大事です!

いろんなメーカーから色んなワームが出ていて、カラーも形状も様々で釣り具屋に行くと迷うと思います。

もちろん、釣り場や時期、ベイトによってその日に適したワームというのは違ってくるので、色んな種類のワームを持っておくことに越したことはありません。
でもオールマイティーに釣果を出せるワームが一種類は欲しいですよね?

そんな人におすすめなのが1.5~2.0インチでピンテールのホワイト系です!
どんな場所でも時期でも一定の釣果実績があります。

そしてほぼ反則技ですがガルプのワームはめちゃくちゃ釣れます!
独特の匂いと液漏れには気を付けなければいけませんが、本当に最強だと思います。
「ガルプは反則」「あれはほぼ餌」など批判されやすいワームですが、それくらい釣れるんです!
手持ちに加えて損はありません。
一人だけ爆釣!なんてことも普通にあるくらい心強いワームです。

メバルを狙うポイントは?

まず、基本的にメバルは群れでいることがほとんどなので、1匹釣れれば必ずほかにもメバルがいます。
一匹釣れたらもうそこは立派なポイントです!

それではメバルが着きやすいポイントを紹介していきたいと思います。

漁港

漁港内は小型のメバルが多く集まる定番ポイント!

特に常夜灯周辺が良いポイントになります。

初心者でもやりやすく、実績を上げやすいと思います。

風が強かったり、海が荒れていても港内であれば影響をあまり受けずに釣ることが出来ます。

ただし、サイズはあまり出ないことが多いです。
 

防波堤

防波堤は足場が良く夜釣りでも釣りやすいポイント。

だだっ広くてポイントを絞るのが難しいですが、メバルは流れの強いところではなく、岸壁沿いや流れのよどみに着いていることが多いです。
 

テトラ帯

外海に面したテトラ帯は大型のメバルが狙えます!

足場があまり良くないので見えにくい夜釣りでは要注意ですが、数もサイズも期待できる絶好のポイントです。

特にテトラ沿いを通すのがおすすめ!

どんなテトラ帯でもほぼ間違いなく反応があるはずです。
 

石積み

少し変わったポイントですが、海岸などから海に向かって設置されている石積みも好ポイント。

特になだらかに傾斜している石積みはカケアガリのようになっていて魚が着きやすいです。

そして石積みはメバルだけでなく他の根魚も多く反応してくるので楽しいポイントです!

ガシラやソイ、タケノコメバルなどが良くヒットします!
 

いざ実釣!で?結局どうすれば釣れるの?

まず実釣とは別の視点から。

メバルは凪を釣れ」と言われます。
『凪』とは風が止んで波もなく、水面が穏やかな状態を言います。

これは、警戒心の強いメバルは海が荒れているとテトラなどのストラクチャーに隠れてしまうことと、特にルアー釣りの際、繊細なタックルでの釣りとなるメバル釣りは風の影響を受けやすいからです。

風が強いとメバリングで使うような軽いルアーのキャストが困難であったり、着水後の操作も浮き上がってしまい、まともにできませんよね?
また、もつれたり絡まったり、釣りにならないこともしばしば…
癒されるために釣りに行っているはずなのにイライラするなんてもったいないですよね。

そして、凪の場合はメバルのライズ(水面付近での捕食音)を確認できたり、そもそも魚の反応に集中することができます。

たまにこれとは真逆で「大型を狙うなら風の強い日を!」なんて方もいますが、それはもはや修行の域ですのでやめましょう。笑

基本的にはメバルは凪を釣れ」です!
なのでまずは風のない日、穏やかな日を狙って釣行しましょう!

 

さて、色々と書いてきましたが、結局どうすればまず一匹釣れるのか?ですよね!

まだメバルを釣ったことがない!という人は、まずは漁港の港内に行ってみましょう!
ハイシーズンになると数釣りが楽しめますし、足場も良く釣りやすいと思います。

釣り方はシンプル。

ジグ単でキャスト!まずは1.0gがオススメです。

着水後、ベールを返し、1…2…3秒数えた後にゆーっくり巻いてみて下さい。
メバリングはあまり沈めない方が釣果に結び付くケースが多いです。

巻きスピードは3秒に一回転のイメージです。

するとどうでしょう?
ゴゴッ、ゴゴッとした当たりがありませんか?

数投してダメなら場所を変えてランガンしてみましょう!
基本どこの漁港でも3~5月は確実にメバルがいます。

ただ、昨今は釣り禁止にしている漁港も多いので、港内で釣りをしても良いか確認して釣行して下さいね。

今まさにシーズン真っ盛りのメバル釣り!

今シーズンも楽しみです!

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