【明石・夜釣り】スーパーの塩サバで狙う!良型アナゴを釣るためのポイントと自作仕掛けのコツ

海釣り

明石の「魚の棚商店街」を歩いていると、香ばしい香りと共に見かけるのが名物の「アナゴの天ぷら」。

ふっくらとした白身とサクサクの衣。
お店で食べたり買ったりすると結構なお値段がするこの高級魚ですが、実は身近な堤防や河口から、案外簡単に釣れることをご存知でしょうか?

アナゴは夜行性で、日中は砂泥底に潜んでいますが、夜になると餌を求めて活発に動き回ります。
専門的な道具がなくても、簡単な投げ釣りセットとスーパーの餌があれば十分に狙えるターゲットです。

今回は、明石エリアの小規模河川の河口部で、椅子に座ってのんびりと竿を出す「夜のアナゴ釣り」に行ってきました。
スーパーで買った塩サバを片手に挑んだ、コストパフォーマンス抜群の実釣レポートをお届けします。

釣果を分けるポイント選び:明石エリアの河口部が熱い

アナゴを狙う上で最も重要なのが「ポイント(場所)選び」です。

アナゴは岩礁帯(磯)よりも、「砂泥底(さらに言えば泥底)」を好みます。
私がおすすめするのは、漁港内や、小規模河川の河口部です。
特に河口部は、上流から流れてくる栄養分が豊富で、アナゴのエサとなる小魚やカニ、ゴカイ類が多く集まる一級ポイントです。

今回選んだのは、明石市の大久保周辺を流れる小規模な河川の河口エリア。
一見すると泥っぽくてあまり綺麗とは言えない場所ですが、この「泥」こそがアナゴ釣りの肝。

夏にはタコやシーバス、時には巨大なアカエイなども回遊してくる、生命感あふれるマイナーポイントです。

メジャーな釣り場は場所取りが大変ですが、こうした小場所は貸切状態で楽しめるのも魅力の一つ。
「底質が泥」「潮通しがある」「隠れ家となる障害物やカケアガリがある」 この3条件が揃った場所を見つければ、アナゴに出会える確率はグッと上がります。

コスパ最強!自作1本針仕掛けとスーパーの塩サバ

今回のアナゴ釣りにおけるテーマは「手軽さ」と「コスパ」です。
高価な専用タックルは必要ありません。私が使用している道具と仕掛けをご紹介します。

タックル(竿・リール)

手持ちの「ちょい投げ竿」や、シーバスロッド、エギングロッドの流用で十分です。
アナゴのアタリを待つ間、竿を置いておくことになるので、できれば2本用意しておくとヒット率が上がります。
リールも安価なスピニングリール(2500〜3000番程度)でOKです。

仕掛け:なぜ「自作1本針」なのか?

市販の「投げ釣りセット(2本針)」を使う方も多いですが、私は断然「自作の1本針仕掛け」をおすすめします。

アナゴという魚は、針に掛かると体を回転させて激しく抵抗します(通称:デスロール)。
2本針や3本針の仕掛けだと、この回転によって仕掛けがぐちゃぐちゃに絡まり、再起不能になってしまうことが多々あります。
これでは手返しが悪く、コストもかさみます。

【私の自作仕掛けレシピ】

  • 道糸: ナイロン3号程度
  • ハリス: フロロカーボン3号〜4号(太めが安心)
  • 針: ウナギ・アナゴ針、またはチヌ針
  • オモリ: 中通しオモリ(10〜15号程度)

これらをシンプルに結ぶだけ。
1本針なら絡まっても解きやすく、何より自作なら1セット数十円で作れるため、根掛かりを恐れずに攻められます。

餌:スーパーの塩サバ最強説

釣り具屋で買う「青イソメ」も特効餌ですが、私はスーパーで売っている「塩サバの切り身」を愛用しています。

  • 集魚力: 強烈なニオイで遠くのアナゴを寄せる。
  • 餌持ち: 皮が硬いので、エサ取りに突かれても針に残りやすい。
  • 価格: 青イソメより圧倒的に安い。余れば冷凍保存可能。

これを1cm幅くらいの短冊状にカットして針に縫い刺しにします。
まさに「安・近・短」の釣りにふさわしい最強の餌です。

実釣開始!期待の上げ潮と「餌取り」との攻防

現地到着は23時頃。
夜風が心地よく、海面に映る街灯が揺れています。

潮見表を確認すると、ちょうど「上げ潮」のタイミング。
潮が動いている時間帯は魚の活性も上がりやすく、期待が高まります。

竿を2本セットし、竿先には鈴を取り付けます。
暗闇の中で竿先を凝視し続けるのは疲れますが、鈴があれば音でアタリを知らせてくれるので、椅子に座ってスマホを見たり、コーヒーを飲んだりしながら待つことができます。

「チリリン……」

投入して間もなく、微かな鈴の音が響きました。
「おっ、いきなり時合いか!?」 期待を込めて少し待ち、竿先が大きく引き込まれたタイミングで合わせを入れます。

ズシッとした重み。
「よし、幸先いいぞ!」と巻き上げますが、上がってきた魚体を見て苦笑い。
そこにいたのは、夜釣りの嫌われ者、「クサフグ」でした。

近年はルアー釣りばかりしていたので忘れていましたが、餌釣り、特に切り身を使う釣りではコイツの猛攻をどうかわすかが課題です。
その後も鈴が鳴るたびにクサフグ、クサフグ……。
「もしかして、リリースした個体がまた食ってきているのでは?」と疑いたくなるほどのクサフグパラダイス。

泥底のポイントは栄養豊富ですが、それは同時にエサ取りも多いということを意味します。
めげずに餌を付け替え、投入ポイントを少しずつずらしながら、本命からのシグナルを待ちます。

待望のヒット!40cm良型アナゴの引きと食味の魅力

クサフグのラッシュに心が折れかけていた深夜、横で釣っていた友人の竿に大きなアタリがあり、見事に本命のアナゴをゲット! 「やっぱり居るぞ!」

気を取り直して新鮮な塩サバをたっぷりと付け、友人が釣れたポイント付近へキャスト。
すると程なくして、私の竿にもこれまでとは違う反応が。

「ガガッ!……ジリリン!!」

フグの小刻みなアタリとは違う、重厚感のある引き込み。
一呼吸置いて大きく合わせると、ドスンと乗りました。
巻き上げる途中、クネクネと体をよじらせて抵抗する感触!これは間違いありません。

慎重に抜き上げ、地面に横たわったのは、約40cmの良型マアナゴでした!

「やっと会えた……!」 このサイズが、実は一番美味しいサイズです。
これ以上大きくなると(60cm〜)、骨が硬くなり、皮も厚くなって「ゴムのよう」と言われることがあります。

逆に小さすぎると可食部が少ない。
40cm前後は、天ぷらにしても白焼きにしても、身がふわふわで最高に美味なのです。

最終釣果と振り返り:夜釣りの難しさと面白さ

その後、午前3時頃まで粘りましたが、結局キープできたのはこの1匹のみ。
他はクサフグ多数と、15cmほどの小型ガシラ(カサゴ)のみで、全てリリースしました。

【この日の釣果】

  • マアナゴ:1匹(40cm)
  • クサフグ:多数(リリース)
  • ガシラ:数匹(リリース)

今回は「爆釣」とはいきませんでしたが、その原因を考えてみます。

  1. 水温の影響: まだシーズン初期で水温が上がりきっておらず、アナゴの活性が本格化していなかった可能性があります。
  2. クサフグの活性: 想定以上にエサ取りの活性が高く、アナゴが餌にたどり着く前に食べられていた可能性があります。

以前、同じ場所で真冬に竿を出した時は、これほどクサフグはおらず、アナゴがコンスタントに釣れました。
自然相手の遊びなので、タイミングの難しさを痛感します。
しかし、読み通りに場所を選び、自作の仕掛けで狙い通りの魚を手にする喜びは、一匹であっても格別です。

持ち帰ったアナゴは、翌日「天ぷら」になりました。
背開きにして中骨を取り、揚げたてを塩で頂く。

サクッとした衣の中から現れる、上質な脂の乗った白身。
子供たちがあっという間に平らげてしまい、私の口に入ったのはわずかでしたが、この笑顔が見られるのも釣り人の特権ですね。

梅雨の時期になると、雨によって河川からの濁りが入り、夜行性のアナゴの警戒心が薄れてさらに釣れやすくなると言われています。
次回は梅雨の合間を狙って、リベンジ釣行を計画中です。

皆様も、高価な道具はいりません。
週末の夜、椅子に腰掛けて波音を聞きながら、美味しいアナゴを待つ贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

もちろん、釣り場のゴミは必ず持ち帰り、近隣の迷惑にならないようマナーを守って楽しみましょう!

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