2024年秋エギング開幕!激戦区の明石で「数釣り」を楽しむためのポイント選定と誘い方

海釣り

今年もついにこの季節がやってきました。

アオリイカのエギングシーズン、開幕です!

明石周辺の釣果情報を見ていると、あちこちで「釣れた!」という声が上がり始めています。
釣り人にとって、秋の夜長ほど胸が高鳴る時間はありませんよね。

そんな待ちに待った秋の夜、2024年シーズンの初陣として明石の海へ出撃してきました。
満天の星空、静かな波音、そして海中に潜むアオリイカとの駆け引き…。

今回は、秋エギングの代名詞とも言える「新子(その年に生まれた若いイカ)」をターゲットに、なぜそのポイントを選んだのか、どのように誘って13杯という釣果に繋げたのか、そのプロセスを余すことなくお伝えします。

これから明石でエギングを始めたい方、最近釣果が伸び悩んでいる方のヒントになれば幸いです。

【明石・屛風ヶ浦】なぜこのポイントを選んだのか?シャロー攻略の鍵

今回、シーズン初戦の舞台として選んだのは、明石エリアにある「屛風ヶ浦(びょうぶがうら)海岸」です。

明石には有名な漁港や波止がたくさんありますが、なぜあえてこの場所を選んだのか。
それには明確な理由があります。

理由1:シャロー(浅場)エリアの優位性

このポイントは、砂浜から海に向かって石畳の突堤が一定間隔で伸びている独特の地形をしています。
全体的に水深が浅い「シャローエリア」です。

秋の新子シーズン、特に初期のアオリイカは、外敵から身を守るため、また餌となる小魚を追い込むために浅場に入ってくる傾向が非常に強いです。

水深のある激流エリアよりも、こうした穏やかな浅瀬の方が、活性の高いイカが群れている可能性が高いのです。

理由2:プレッシャーの低さとアクセスの難易度

正直に言うと、ここは車でのアクセスが少し不便です。
駐車場から少し歩く必要があったり、エントリーの手間が多少かかります。

しかし、これが逆に大きなメリットになります。

車を横付けできるような有名漁港は、この時期、平日の夜でも釣り人で溢れかえります。

いわゆる「ハイプレッシャー」な状態では、イカもスレてしまい(警戒心が高まり)、簡単には口を使ってくれません。

その点、少しアクセスの悪い屛風ヶ浦はライバルが少なく、フレッシュなイカが残っている可能性が高い「穴場」的な要素を持っています。

お盆に下見をした際にも小イカの群れを確認していたため、確信を持ってのエントリーとなりました。

※注意点

近隣への迷惑駐車は厳禁です。
必ず正規のコインパーキング等を利用し、ルールとマナーを守って釣りを楽しみましょう。

釣れる気配濃厚?当日の潮回りコンディションと時間帯

ポイントに到着したのは夜の7時頃。

まさに「マズメ」が終わり、夜の静寂が包み始めるゴールデンタイムです。

この日のコンディションは、エギングにとって「理想的」と言えるものでした。

  • 天候:晴れ(星空が見える)
  • :微風
  • :穏やか

エギングにおいて「風」は大敵です。
風が強いと軽量なエギの操作感が失われ、繊細なアタリが全く分からなくなってしまいます。

その点、この日はラインメンディング(糸の管理)もしやすく、集中して釣りができる環境が整っていました。

海を見渡すと、潮の流れはゆったりとしていますが、明石海峡特有の潮流の強さを確かに感じます。

完全に潮が止まっているのではなく、「潮が効いている」状態。

プランクトンが舞い、それを追う小魚が動き、さらにそれを狙うアオリイカが動き出す…。
そんな食物連鎖の気配が海から伝わってきます。

先行者は数名。
予想通り、有名ポイントのような「入る隙間がない」という状況とは無縁です。
自分の投げたいコースをじっくり攻められる、これぞこのポイントの醍醐味です。

秋イカ攻略の鉄則!2.5号エギを使った実釣アプローチ

準備を済ませ、いよいよ実釣開始です。
周囲は静まり返り、聞こえるのは波の音と遠くの虫の声だけ。
五感が研ぎ澄まされていくのを感じます。

タックルとエギの選択

今回メインで使用したのは「2.5号」のエギです。

「秋は3号でも釣れる」という意見もありますが、私はシーズン序盤は迷わず2.5号を選びます。

  • シルエット:新子が普段捕食している小魚やエビのサイズに近い。
  • 沈下速度:ゆっくり沈むため、浅場でも根掛かりしにくく、イカに見せる時間を長く作れる。

攻め方の基本プロセス

  1. キャスト&フォール
    まずは沖へキャストし、必ず一度底(ボトム)を取ります。浅場とはいえ、底付近に潜んでいる個体も多いからです。
  2. アクション
    着底したら、鋭すぎない「優しいシャクリ」を数回入れます。新子は好奇心旺盛ですが、あまりに激しい動きには驚いてしまうこともあるため、エギが海中で「ピョン、ピョン」と跳ねるイメージで操作します。
  3. 食わせの間(フォール)
    ここが最重要です。シャクリ上げたエギを、テンションを張りすぎず緩めすぎずの状態(テンションフォール気味)でゆっくり沈めます。

この「動かした後の静止(フォール)」の瞬間に、イカはエギを抱きに来ます。

海中をイメージしながら、イカがエギをじっと見つめ、触腕を伸ばしてくる瞬間を想像し続けます。

毎年初回のエギングは、この「想像力」と「操作感」をリンクさせるリハビリのようなものです。

開始から数投目。
シャクリ後のフォール中、指先に掛けていたラインに「ヌッ」としたわずかな重みが乗りました。

海藻が引っかかったような、でも明らかに生命感のある違和感。

「これは…来たか!」

即座に手首を返し、アワセを入れます。
ズンッ!という重量感とともに、ジェット噴射の引きが伝わってきました。

違和感を信じろ!連続ヒットを生んだ「アタリ」の捉え方

「ジジッ、ジジーッ」 ドラグが少し鳴り、心地よい引きを楽しみながら慎重にリールを巻きます。
新子サイズとはいえ、アオリイカ特有の引きは何度味わっても最高です。

海面をライトで照らすと、墨を吐きながら抵抗するイカの姿が。

慎重に抜き上げ、無事に今シーズン1杯目をゲット!

「ブシューッ!」という威嚇音とともに、秋の夜に響く勝利の音。

サイズは秋らしいコロッケサイズですが、この1杯の価値はサイズではありません。
「狙い通りに釣れた」という事実が、釣り人の心を満たします。

1杯釣れたということは、そこには群れがいる可能性が高いです。
余韻に浸りたい気持ちを抑え、すぐに同じラインへキャスト。

すると、先ほどと同じようなフォール中の違和感。
今度はラインが「フッ」とふけるような、食い上げのアタリでした。
迷わずアワセて2杯目ゲット。

さらに立て続けにヒット。
中には可愛らしいコウイカも混じりました。
この時のヒットパターンは以下の通りでした。

  • ボトムを意識しすぎない:表層~中層付近でのヒットが多発。
  • フォールは長めに:じっくり見せることで、遠くからイカが寄ってくる。

10杯ほどポンポンと釣れた後、突然アタリが止まる「試練の時間」が訪れました。

いわゆる、群れがスレてしまったか、移動してしまった状態です。

ここで焦って乱暴にシャクるのは逆効果。
私は以下のようにアプローチを変えました。

  1. 投げる方向を変える:扇状に広く探り、フレッシュな個体を探す。
  2. シャクリのリズムを変える:大きくゆったりした動きから、小刻みなトゥイッチに変えてみる。

結果、ポツリポツリと拾い釣りをすることができ、最終的に3杯を追加。

今度のアオリイカも少し小ぶりでしたが、無事に2杯目をゲット。
そしてそこから立て続けにヒットします。

可愛いコウイカも釣れました。

10杯ほど釣り上げてからが試練でした。
反応がない時間が続き、次第に焦りも出てきます。

しかし、釣りは忍耐の勝負。
自然のリズムに合わせ、自分のペースを保ちながら投げ続けました。

その後、3杯ほど追加して終了としました。

【釣果報告】秋エギング開幕戦の総括と今後の展望

本日の釣果としては

  • アオリイカ・コウイカ:計13杯

今シーズン初の釣行としては、十分すぎる結果となりました。
何より、夜空の下、波音を聞きながら無心でロッドを振る時間は、日々の疲れを癒やす最高のデトックスです。

今回、シーズン初となるエギングが成功を収めたのは

  1. ポイント選定:ライバルの少ないシャローエリア(屛風ヶ浦)を選んだこと。
  2. タックル:2.5号エギを使用し、新子のサイズ感に合わせたこと。
  3. 柔軟性:アタリが止まった後も、誘い方を変えて粘り強く攻めたこと。

これらがうまくかみあったからだと思います。

今回は数釣りが楽しめましたが、秋が深まるにつれてアオリイカはどんどん成長し、サイズアップしていきます。

次回は、潮通しの良い別のポイントで、サイズ狙いの「型物」に挑戦してみたいと思います。

明石の海は、これからがエギングの本番です。

みなさんもぜひ、マナーを守って安全に、秋のアオリイカ釣りを楽しんでください。
あの独特の「ズンッ」という重み、一度味わうとやめられませんよ!


※免責事項 釣り場でのルール(立ち入り禁止区域、駐車禁止場所など)は日々変更される可能性があります。現地の看板や指示に従い、ライフジャケットを着用して安全に釣行してください。また、ゴミは必ず持ち帰りましょう。

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