みなさん、こんばんは。
播磨地域で釣りやアウトドアを楽しんでいるkazukiです。
夜になるともうクーラーもいらないくらい涼しくなってきました。
それでも日中はまだまだ30℃超えと夏が終わっていません。
海の釣り物も変化してきているようですが、相変わらずアオリイカを狙ったエギングが熱い!
サイズもだんだんと上がってきているようで、胴長20cmくらいのも上がりだしているようです。
自分もそれくらいのサイズを狙って…!
ということで、また明石の海へとエギング釣行してきました。
釣行開始:満潮からの下げ潮と海岸の様子
夜の静けさが海を包む中、今回は明石の屛風ヶ浦海岸へと向かいました。
このポイントはアクセスもあまりよくないのでエギングやメバリングのシーズン以外ではあまり釣り人が集まらない、知る人ぞ知るスポットです。
しかし、今夜は違いました。
エギングシーズン真っ只中ということもあり、砂浜から伸びる石畳の突堤各所には多くのエギンガーたちがすでにポジションを取っています。
海岸に足を踏み入れると、潮の香りが一気に鼻を突き、空には雲がかかりながらも、北風がやさしく吹き、波も穏やかな理想的な釣り日和でした。
この日の海は中潮で、私がエントリーしたタイミングは満潮からの下げ潮に差し掛かる時間帯。
潮の流れが緩やかに変わり始めるこの瞬間こそ、アオリイカが活発に動き出すチャンスです。
釣り場に着くと、準備を整え、まずはいつも通りYAMASHITAのエギ王2.5号ムラムラチェリーを選択。
このエギは派手なカラーリングで、通常は水が澄んでいる時や、アピール力が必要な状況で効果を発揮します。
夜のエギングではアオリイカの姿を視認するのはほぼ不可能です。
そのため、視覚的な反応を捉えるのではなく、ラインの動きや手元の感覚でアオリイカの接近を感じ取らなければなりません。
まずは着底を確認し、セオリー通りに2回ほどしゃくってテンションフォールで探りを入れます。
海は静かで波音だけが耳に響き、月の光もほんのりと水面を照らしていますが、反応はありません。
エギ選びの工夫:ムラムラチェリーからブルーポーションへ
ムラムラチェリーでは反応がないため、次に選んだのはYAMASHITAのブルーポーション。
こちらも2.5号のサイズで、青みがかったシルエットが特徴的です。
このエギは、澄んだ水中で少しナチュラルな印象を与えるため、アピールしすぎずにアオリイカの興味を引きやすいという特徴があります。
再びエギを投入し、今度は糸を注意深く観察しながら、同じように着底後に軽くしゃくってからフォール。
夜の海中で、ブルーポーションが水の流れに乗り、ゆっくりと沈んでいくイメージを頭の中で描きます。
しかし、それでもアオリイカからの反応はありません。
風はやや強くなってきましたが、まだ釣りができないほどではなく、海の状況も変わっていないはずです。
ふと「エギのアピール力が不足しているのか?」と考えます。
特に夜釣りでは、海中の光量が少ないため、エギの視認性が極めて重要です。
そう考え、私は次の一手として、アオリイカに気づいてもらいやすい夜釣りの定番である赤下地の軍艦グリーンを選ぶことにしました。
スラックジャークとアオリイカの反応
軍艦グリーンにチェンジした私は、これまでの釣り方とは少し違うアプローチを試すことにしました。
通常、着底させた後は2回しゃくってテンションフォールでアオリイカを誘うのが基本ですが、少し変化をつけるために、スラックジャークを試してみることにしました。
スラックジャークとは、ラインに少し糸ふけを残した状態でエギをしゃくるテクニックで、キビキビしたいつものしゃくり方と比べてエギの動きをよりナチュラルに見せ、あまり移動させずに誘うため、激しいエギの動きに慣れた警戒心の強いアオリイカにも効果的といわれています。
潮の流れがある時に流れに乗せながらスラックジャークでほぼステイ気味に誘う…というのが、有効な釣法だと個人的には感じています。
軍艦グリーンのエギを投入し、スラックジャークを繰り返していると、手元に違和感が。
慌てずに糸ふけを巻き取り、次のしゃくりを入れようとした瞬間、強烈な引きが竿先を襲いました。
これまでにない重みと抵抗を感じ、竿先が大きくしなり、ドラグが出ます。
「これは大物だ!」と感じつつも、焦らず慎重にリールを巻き取ります。
やり取りを続けていると、ついに水面近くに姿を現したのは、胴長19.5cmの立派なアオリイカでした。
このサイズのアオリイカは、まさにこの時期に狙っているサイズであり、手にした瞬間の達成感はひとしおです。
エギのカラー選びと釣り方の工夫が功を奏した瞬間でした。
釣れたアオリイカを慎重に取り込み、その重さを手で感じると、この釣行がいかに充実したものだったかが実感できます。
エギングの奥深さ:軍艦グリーンでの連続ヒット
その後も、同じく軍艦グリーンを使って続けました。
スラックジャークの効果は持続しているようで、次の投げでもまた反応があり、13cmの小型のアオリイカがヒットします。
サイズは小さいですが、この反応の速さと安定感には驚きます。
釣れたアオリイカを写真に収め、もう一度キャスト。
次もすぐに同じサイズのアオリイカがエギを抱いてきました。
調子がよくなってくると夜の海で、アオリイカが水中を動き回りながらエギにアプローチしている様子が目に見えるようです。
再び竿を大きくしならせ、手元に伝わる独特の引きを楽しみながらリールを巻き取ります。
同様にして胴長15cmのアオリイカを2杯追加。
釣行のまとめ
今回の釣行では、特に軍艦グリーンの効果が顕著でした。
夜の暗闇の中でも、エギの自然な動きがアオリイカに効果的であることを再確認できた瞬間でした。
この日の釣果は、二時間ほどの釣行で合計8杯。
サイズはバラバラでしたが、それぞれのアオリイカとのやり取りは、すべて記憶に残る素晴らしい瞬間でした。
狙い通りに釣れた!というのも大きなポイントですね。
エギ選びや操作の工夫が、釣果に大きく影響することを改めて実感できました。
この屛風ヶ浦海岸というポイントでも、エギングの楽しさと奥深さを感じることができ、次回の釣行がさらに楽しみになりました。
次回もさらに新しいエギやテクニックを試しながら、引き続きエギングの魅力を追求していきたいと思います。
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