明石・屛風ヶ浦のシロギス釣りレポート|初夏のちょい投げで手軽に楽しむ

海釣り

みなさん、こんにちは。
播磨エリアで釣りやアウトドアを楽しんでいるkazukiです。

梅雨も明けて、徐々に夏らしい暑さになってきました。
そんな初夏から秋にかけて、釣り人たちの間で人気が高まる魚——それが「シロギス」です。

銀白色のスリムな体に、繊細で鋭敏なアタリ。
そして、釣った後の上質な白身の味わいは、まさに“砂浜の女王”と称されるにふさわしい存在です。
そんな魅力たっぷりのシロギスが、ついに明石の海にも姿を現し始めました。

今回はその様子を確かめるべく、兵庫県明石市の屛風ヶ浦海岸へ釣行してきました。
接岸が始まるこの季節は、ビギナーでも釣果を出しやすく、早朝の静かな海辺で味わう釣りの時間は格別です。

それでは、明石でのキス釣り体験を5つのセクションに分けて詳しくご紹介していきます。

明石・屛風ヶ浦海岸の様子と釣行準備

少し前になりますが、梅雨明け間近の6月某日、明石の屛風ヶ浦海岸へ早朝のキス釣りに出かけました。
現地に到着したのは午前5時頃。
まだ空が薄暗い時間帯でしたが、すでに石畳の突堤には釣り人の姿がちらほら見えます。
当日の潮回りは朝一に上げ止まりの中潮でした。

釣り場として選んだのは、八木遺跡公園の南側。
この辺りは綺麗な砂浜で足場もよく、のんびりちょい投げを楽しむには最適な場所です。
地元の人しか来ないと予想していましたが、意外にも人気スポットのようで、朝早くからにぎわっていました。

今回のタックルは、ナイロン3号を巻いた汎用リールに、どこのメーカーかもわからない投げ竿という簡易装備。
この時期のキス釣りはエギングロッドなどでも十分対応できるため、手軽な釣行にぴったりです。

仕掛けは市販の2本針。
キス釣りでは10本針など針数が多めの投げ仕掛けが定番として知られていますが、今回はちょい投げスタイルでテンポよく釣るため、手返しの良さを優先しました。

餌はイシゴカイを300円分ほど購入。
引き釣りと呼ばれる方法で、リールを少しずつ巻きながら魚のアタリを探ります。
これはキス釣りの王道とも言えるスタイルで、ビギナーでもその感触を味わいやすいのが魅力です。

釣り開始!テンコチの猛攻と本命登場

ジェット天秤に仕掛けをセットし、いざキャスト開始。

最初の数投は沈黙が続きましたが、数投目でプルプルっとした明確なアタリ。
上がってきたのは、外道としておなじみのテンコチでした。

テンコチは体色が地味ながら、天ぷらにすると実は美味な魚。
しかし、今回はいずれもリリースサイズの小型ばかり。
釣りを続けてもテンコチばかりが掛かり、なかなか本命のキスが姿を現しません。

それでも諦めず投げ続けていると、30分ほど経過したタイミングで再びアタリが。
手ごたえのある引きで、巻き上げながら「これはテンコチじゃない」と期待が高まります。

海面から姿を現したのは、待望のシロギス!

小ぶりながら、狙っていた魚種が釣れた時の喜びは格別です。

群れの到来で連発!小型キスを次々と

1匹目のキスを皮切りに、群れが回遊してきたのか、同じポイントに投げ入れるとコンスタントにアタリが続きました。

釣れてくるのは12cm前後のいわゆるピンギスサイズですが、それでも手元に伝わる繊細なアタリと引きは、十分楽しませてくれます。

約1時間で釣果は12匹に。
周囲の釣り人も似たようなペースで釣っており、どうやら屛風ヶ浦全体にキスの群れが入っているようでした。

しかし、7時を過ぎたあたりから反応は急に遠のき、テンコチやベラなどの外道がまた目立ち始めます。
ヒラメの幼魚も釣れましたが、これはどうやら江井島あたりで放流された個体のようです。

日も高くなり、気温も上昇。
周囲の釣り人もぽつぽつと納竿し始めたため、私も7時30分をもって釣行を終了することにしました。

短時間釣行の魅力と屛風ヶ浦の魅力

今回の釣行は、朝5時から7時30分までの約2時間半という短時間勝負でしたが、シロギス12匹というまずまずの釣果に恵まれました。
しかもこのスタイルであれば、持ち運ぶ道具も少なく、移動も気軽。
自転車でふらっと釣行することも可能です。

屛風ヶ浦海岸は、広々とした砂浜と石畳の突堤があり、ちょい投げにも適しています。
駐車場やトイレのある公園も近く、家族連れでも安心して訪れることができる点も高評価です。

釣り人の中には、ユムシを使ったぶっこみ釣りでキビレ(クロダイ)を釣っている方もいて、ターゲットの幅広さを感じさせられました。
実際、この場所ではキスの他にもベラ、テンコチ、ヒラメなど、さまざまな魚種との出会いが期待できます。

釣ったキスを味わう!天ぷらの絶品ぶり!

釣れたシロギスは持ち帰り、定番の天ぷらにしていただきました。
白身魚の中でもシロギスはクセがなく、ほどよい弾力とふわっとした食感が特徴。

揚げたてを塩でいただくと、素材の味が引き立ち、お酒のお供にもぴったりです。

ピンギス中心でサイズ的にはやや物足りなかったものの、身の質は一級品。
捌きやすく調理も簡単なので、釣りから食卓までの楽しみをまるごと味わえるターゲットです。

これからしばらくはキス釣りのベストシーズンが続きます。
明石の海岸で、気軽に楽しめるちょい投げキス釣り。
次回はもう少し大きなサイズを目指して、再チャレンジしてみたいと思います。

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