街中では芋や栗のスイーツが並び、すっかり秋めいてきましたね。
秋といえば、釣り人にとっては「食欲の秋」ならぬ「釣欲の秋」。
最近の私はというと、明石周辺でアオリイカを狙うエギングに没頭していました。
しかし、気温の低下とともにアオリイカの反応も少し落ち着きを見せ始め、「そろそろ別のターゲットも狙いたいな…」という欲が出てきました。
そこで今回目をつけたのが、秋の夜釣りの大本命「タチウオ(太刀魚)」です!
実は私、タチウオを専門に狙うのは今回が人生初めて。
「初めてでもボウズ(釣果なし)は逃れたい…」 そんな思いでリサーチした結果、明石海峡大橋を渡り、淡路島への遠征を決意しました。
今回は、初心者でも手軽に楽しめる「電気ウキ釣り」でのタチウオ攻略戦をお届けします。
幻想的なウキの動きに魅了された当日の様子や、具体的な仕掛け、釣り場のポイントまで詳しく紹介しますので、ぜひ次回の釣行の参考にしてください!
淡路島・炬口漁港がタチウオ初心者に選ばれる理由
今回私が選んだポイントは、淡路島の洲本市にある「炬口(たけのくち)漁港」です。
タチウオ初挑戦の私がなぜここを選んだのか。
それは事前のネットリサーチで「毎年コンスタントに釣果が出ている」かつ「足場が良くアクセスしやすい」という情報があったからです。
明石や播磨エリアでもタチウオは釣れますが、淡路島は魚影の濃さが段違いという噂。
中には一晩で20匹以上釣り上げる猛者もいるとか…。
これは期待せずにはいられません。
- 駐車場完備: 漁港内に整備された駐車場があり、車でのアクセスが非常に便利です。
- 足場が良い: 堤防はきれいに整備されており、ファミリーや初心者でも安心して竿を出せます。
- トイレあり: 長時間の釣行や女性同行の場合でも安心の設備。
現地には16時頃に到着。
まず重要なのが釣り座の確保です。
堤防には「港内向きでの釣り禁止」の張り紙が多数ありました。
釣り場ごとのルールを守ることは、私たち釣り人が長く楽しむための絶対条件ですね。
ルール通り、沖向きのテトラ帯ではなく足場の良い堤防先端付近に釣り座を構えました。


この日の天気予報はあいにくの雨。
しかし、現場に着いて驚きました。
雨予報にも関わらず、堤防は多くの釣り人で賑わっています。
お話を聞いてみると、やはり皆さん狙いは「夕マズメからのタチウオ」。
同志たちの熱気に、雨の冷たさも忘れてテンションが上がります!
タックル紹介:市販セットで誰でも簡単スタート
「タチウオ釣り」と聞くと、専用の竿や難しい仕掛けが必要だと思っていませんか?
実は、普段使っているシーバスロッドやエギングロッドがあれば、仕掛けをセットするだけで簡単に挑戦できます。
今回私が用意した装備はこちら。
- ロッド: 普段使用しているエギングロッド(8.6ft)
- リール: 2500番スピニングリール
- ライン: PE0.6号 + リーダー2.5号
- 仕掛け: 市販の「タチウオウキ釣りセット」(電気ウキ3号)
- エサ: 冷凍キビナゴ
初心者には「セット仕掛け」が最強です!
釣具店に行けば、ウキ、オモリ、針(ワイヤーハリス付き)、ケミホタルなどが全てパッケージされた「完全セット」が売られています。

これさえあれば、あとはエサを買うだけ。
タチウオは歯がカミソリのように鋭いため、普通のナイロンやフロロカーボンのハリスでは一瞬で切られてしまいます
そのため、ワイヤーハリスが必須です。
そして、ウキ釣りで最も重要なのが「タナ(ウキ下)」の設定です。
今回は「1.5ヒロ(約2.3メートル)」からスタートしてみることにしました。
※1ヒロ=大人が両手を広げた長さ(約1.5m)。
タチウオはその日の活性によって泳ぐ層がコロコロ変わります。
アタリがなければウキ止めをずらして深くしたり浅くしたりと、タナを探るのが釣果への近道です。
電気ウキが海中に消える!アワセの極意とは
17時半頃、辺りが暗くなり始めると、周囲のエギンガーたちが一斉にタチウオ狙いへシフトチェンジ。
海面には赤や緑の電気ウキの光がポツポツと浮かび始め、幻想的な光景が広がります。
まるで夜のお祭りのようです。
私もエサのキビナゴをワイヤー仕掛けにセットし、いざ第一投!
電気ウキの釣りは、視覚的な楽しさが格別です。
暗闇の中、波間に漂う光の点をじーっと見つめる時間。
「来るか…? 来るか…?」というドキドキ感は、他の釣りでは味わえない魅力があります。
開始からしばらくして、私のウキに異変が。
波のリズムとは違う動きで、ウキが ”モゾッ” と揺れました。
「来た!」
即座にアワセ(竿を立てて針掛かりさせること)を入れたくなりますが、ここは我慢。
タチウオはエサを捕食するのが下手な魚と言われており、一度噛み付いて弱らせてから飲み込む習性があります。
- 前アタリ: ウキがモゾモゾ動く、あるいは少し沈んで浮いてくる。
- 本アタリ: ウキが海中にグーッと引き込まれ、見えなくなる。
この「本アタリ」までじっくり待つのがコツです。
一度目のアタリは早合わせで失敗しましたが、二度目は冷静に対処しました。
ウキが沈み、水面下で光が滲んでいくのを確認してから…「3、2、1…とりゃあ!」
ズシッ!
ロッドに確かな重みが乗りました。
「よっしゃ、乗ったー!!」
慎重に巻き上げると、ヘッドライトの光の中にギラギラと輝く銀色の魚体が。 記念すべき人生初タチウオ、ゲットです!


サイズは指3本分(F3サイズ)。 初心者にしては上出来ではないでしょうか。ただ、針を飲み込まれていて外すのに一苦労。プライヤー(ペンチ)は必須アイテムですね。
釣行のハイライトと外道の猛攻
その後も、電気ウキへの反応は続きます。
しかし、ここで厄介なゲストが登場。
ウキが横っ走りに激しく動くアタリ。
上げてみると、25cmほどの「サバ」でした。
タチウオのアタリが「ジワ~ッ」と沈むのに対し、サバやアジなどの青物は「ビュン!」と横に走る傾向があります。
この日はサバの活性も高く、タチウオとのダブルヒット状態。



タチウオ釣りでよく言われるのが「時合(じあい)」の重要性です。
群れが回遊してくると、周りの釣り人の竿も次々と曲がり始めます。
逆に群れが去ると、嘘のように静まり返ります。
この日も、アタリが止まったと思ったら15分後にまた連発、という波がありました。
「釣れない時は休憩、釣れ出したら手返し良く」 これが数を伸ばすコツだと実感しました。
結局、雨が本降りになってきた20時前に納竿。
実釣時間は2時間ほどでしたが、タチウオ3匹に加え、数え切れないほどのサバを釣り上げることができ、大満足の釣行となりました。
実食!淡路島のタチウオを味わい尽くす
家に帰り、早速釣果を調理します。
タチウオ(太刀魚)という名前の通り、見た目は刀そのものですが、味も一級品です。
【今回のメニュー】
- タチウオの刺身: 新鮮だからこそできる贅沢。皮目に独特の旨味があります。
- 炙り刺身: 皮をバーナーで軽く炙ると、脂が溶け出して香ばしさがプラスされます。個人的にはこれが一番のおすすめ!
タチウオはウロコがない魚なので、包丁でこそげ落とす手間がなく、調理が非常に楽なのも嬉しいポイントです。
身は淡白ながらも上品な甘みがあり、刺身醤油はもちろん、ポン酢や紅葉おろしとも相性抜群。
自分で釣った魚を肴に飲むお酒は、なぜこんなにも美味しいのでしょうか。
まとめ:秋の夜長は電気ウキを見つめよう
初めてのタチウオウキ釣り、結論から言うと「最高に楽しかった」です。
【今回の釣行まとめ】
- 釣果: タチウオ3匹(F3サイズ)、サバ多数
- ポイント: アワセは焦らず、ウキがしっかり沈んでから。
- 魅力: 電気ウキが海中に引き込まれる瞬間の高揚感は中毒性あり!
ルアーやテンヤで狙うのもゲーム性があって面白いですが、ウキ釣りならではの「待つ楽しみ」と「アワセの駆け引き」は、釣り本来の面白さを凝縮したような体験でした。
メバリングや他の釣りにも応用できそうな発見も多く、私の釣りの引き出しがまた一つ増えました。
最後に、衝撃のオチを一つ。
後日、釣友に意気揚々と淡路島での釣果を報告したところ…。
「え?今、明石のアジュール舞子とか近くの漁港でも普通にタチウオ釣れてるで?」
……なんと! わざわざ橋を渡って淡路島まで行かずとも、ホームグラウンドの明石で釣れていたそうです(笑)。
とはいえ、淡路島の豊かな自然の中で竿を振る時間はプライスレス。
皆さんもこの秋、防寒対策と雨具をしっかり準備して、近くの海へ「刀狩り」に出かけてみてはいかがでしょうか?
電気ウキが沈むあの興奮、ぜひ味わってください!



コメント
初コメ失礼します。
初実釣で成果が出て良かったですね♬
おめでとうございます!
タチウオは引きが楽しいですよね〜(^^)
ウキ釣りなら ウキが沈むドキドキ感 堪らんですね〜(^.^)
リサーチ通り 夢の島まで渡らなくとも 大蔵海岸で揚ります…かなりの激戦区みたいですが(・_・;
ボクは江井ヶ島でしてま〜す☆
また寄りますね〜(^^)/
※恐らくkazukiさんとはご近所かと( ̄▽ ̄)
コメントありがとうございます!
初めてやる釣法はワクワクしますよね~!
電気ウキの釣りは癖になりそうです!また新しい道具に手を出してしまいそうです。(笑)
やはり島に渡らなくても良いのですか…!ショックです。
でも大蔵海岸って人まみれで何の釣りでも激戦区ですよね( ゚Д゚)
江井島でもタチウオ釣れるんですか!?
そしてご近所さんですか!またお会いした際はよろしくです(^^)