今年もいよいよ渓流釣りのハイシーズンが到来!
初夏の爽やかな空気と新緑に誘われて、今回は鳥取県を流れる千代川水系の支流へ足を運びました。
向かったのは、智頭町のエリア。
水が澄んだ渓流は、ヤマメやイワナといった美しい魚たちが生息する、まさに自然の宝庫。
今回は良い時期になってきたので本流で天然ヤマメ・イワナを狙います!
前回の釣行から気になっていたポイントをじっくり探りながら、流れの緩急や岩影を丁寧に攻めていくと…
思わぬ良型がヒット!
今回はそんな千代川での渓流釣りの模様を、釣り場の状況や使用タックル、釣果や反省点まで、たっぷりと振り返っていきたいと思います。
千代川の魅力と今回の釣行背景とは?
鳥取県を流れる千代川は、ヤマメやイワナを狙える渓流釣りの好ポイントとして知られています。
今回の釣行は、例年より早く明けた梅雨の影響で渇水状態が続く中、久しぶりにまとまった雨が降ったタイミングを見計らっての釣行でした。
普段は八東川に入ることが多いのですが、今回は千代川本流の上流域を選択。
そして前回までは放流ヤマメを狙って釣行していましたが、今回は天然もののヤマメ、イワナを狙います。
上流は樹々が生い茂り、夏でも比較的涼しく釣りができるため、暑さが予想されるこの日はベストな選択でした。
朝4時に自宅を出発し、現地に到着したのは5時半。
平日ということもあり、ほかの釣り人もいないので、静かな渓流に癒されながら、ゆっくりと釣りの準備を開始します。
渓流の静寂に包まれて──入渓からヤマメとの出会いまで
朝6時、いよいよ入渓。

聞こえるのは沢の音と鳥のさえずりだけ。
何度も感じますが、この自然に包まれる感覚がまさに渓流釣りの醍醐味の一つですね。
初めて訪れるポイントだったため、まずは川の様子を観察。
数日前の雨の影響により水位はやや増水傾向で、魚の活性も高そうです。
6m仕掛けに市販のミミズをセットし、第一投。
いきなり反応があったものの、合わせが決まらず、すっぽ抜けます。
すぐに再挑戦すると、いかにもなポイントでモゾっとしたアタリが。
慎重に合わせて上がってきたのは、22cmの美しいヤマメでした。

一匹釣れたことでホッと心に余裕ができました。
その後も浅瀬を中心に数匹のチビヤマメを追加しました。
渓流釣りならではの繊細な駆け引きと魚の手応えに、自然と笑みがこぼれます。


待望の大物ヤマメ登場!スリリングな攻防戦の結末
釣り進めていくと、段々瀬や倒木など変化のあるポイントが増え始め、雰囲気が変わってきます。

6mの竿だと取り回しに苦労するため、竿を5m仕掛けに変更し、取り回しやすくして挑んだところ、ピタッと止まるアタリ。
浅いから底の石にガン玉が噛んでしまったか?それとも…とコンマ数秒考えましたが、体は反射的に合わせを決めていました(笑)
るとゴン!と気持ちのいい反応が!一気に上流へと引っ手繰られます。
流れを利用して走る魚に緊張が走ります。
慎重なやりとりの末、ネットに収めたのは、なんと29cmの見事なヤマメ!
体高も厚みもばっちりのよく肥えたヤマメです。

ちなみにこの魚、家で捌いた際に喉の奥から針が2本出てきました。
どうやら過去に2回バラされていたようです。
3度目の正直で、ようやくキャッチされた一匹との出会いでした。
このサイズが釣りたかった!
今シーズンから通い始めた千代川、初めて納得の一匹が釣れました。
嬉しい釣果に心でガッツポーズを決め、さらに釣り上がります。
これでも正直満足な釣果ですが、今回はこれで終わらず、ここからがさらにすごかったです。
渓相が変わり、イワナの楽園に!爆釣劇が始まった
さらに釣り上がると、渓相が明らかに変化し、深場や反転流が連続する“イワナが好むエリア”に突入しました。
ここからが圧巻でした。
次々とヒットするのは、どれも20cmオーバーの良型イワナ。
スリムなイメージのあるイワナですが、釣れた魚はどれも丸々と太っていて迫力満点。

0.3号の仕掛けでは切られる場面もあり、途中からは0.5号に変更しました。






特に印象的だったのは滝壺ポイント。

慎重に探っていた矢先、かすかな当たりが!
経験上、これは良型の当たり!と合わせを入れると、ゴン!と重みのある反応が!明らかに良型のアタリがあり、合わせます。
しばらくやりとりをしているとやっと魚が浮いてきたので確認すると、でかい!確実に尺を越えたイワナです
よーし、慎重に…と寄せてくると、そっちに気を取られすぎて仕掛けが上空の樹に引っかかってしまいました。
慌てて外そうとしたテンションを緩めた瞬間、イワナが待ってましたとばかりに反転し、仕掛けがふっと軽くなってしまいました。
針がハズれたのかと思い仕掛けを確認すると、針のところで仕掛けを切られていました。
尺超え確実のイワナでしたが、まさかのラインブレイク。
悔しさが残る一幕でした。
釣果まとめと振り返り|雨後の恩恵と今後への期待
最終的な釣果は、ヤマメ9匹・イワナ17匹の計26匹。
そのうち8匹を持ち帰り、塩焼きと唐揚げにして美味しくいただきました。

今回の釣行で改めて感じたのは「雨後の千代川は釣れる」という確信と、「人が入っていないタイミングが重要」だということ。
今後も雨のタイミングを狙って、さらに大物を狙いたいと強く思わせてくれる、満足度の高い釣行となりました。
これから千代川で渓流釣りを始める方にとっても、ヒントや参考になる体験記となるでしょう。
梅雨は終わってしまいましたが、雨さえ降れば河川はリセット!
またそのタイミングを狙って釣行したいと思います!
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